2021年は辛丑年。ウシは古くから農耕作業や物資運搬の労働力など、人間の生活には欠かせない身近な動物。まじめに黙々と働く姿が「勤勉さ」や「誠実さ」を象徴し、縁起の良い動物として神仏の使いや、神仏そのものとして信仰されています。また「丑」の字は”からむ(芽吹き前)“の意があり、発展の前振れを表す年になると言われています。昨年から続く未曾有の困難を乗り越えて、モ〜っといい年になりますように…
丑年だから詣でたい、牛にまつわるところををはじめ、パワーをもらえる神社&お寺
新型コロナ感染拡大防止のため、初詣はマスク装着の上、分散してのお参りを。
行事は、参列・拝観不可のものもあります。 詳しくは各社寺のHPをご確認ください。
モ〜っと知りたい!豆知識
《天神様と使いの牛》
道真公を祀る神社にウシがいるのは、道真公が丑年に生まれ、丑の日に亡くなったと言われているから。ちなみに、道真公の遺体を載せた車を引くウシが座り込んで動かなくなった場所を墓所と定めた、という故事から狛牛や撫で牛は地面に伏せた姿をしている。
モ〜っと知りたい!豆知識
記憶力アップの修行「求聞持法」
虚空蔵菩薩の真言「ノウボウ・アキャシャ・キャラバヤ・オン・アリキャ・マリボリ・ソワカ」を100万回(1日1万回×100日)唱えて心身を鍛える「虚空蔵求聞持法」という修行がある。これを達成すると無限の記憶力が与えられ、見聞きしたことは忘れなくなるとされている。かの弘法大師空海もこの修行を達成し、頭脳明晰に、記憶力もアップしたのだとか…。
yomiっこ2021年1月号掲載
※情報は2020年12月3日時点のもので、変更になる場合があります