〈葛城市〉地元クリエイターと魅力を探るまち歩き『かつらぎさんぽ』

葛城市の魅力を知るマニアックまち歩きの第2回

奈良県葛城市の魅力を巡るまち歩きイベント「かつらぎさんぽ」が2025年3月20日に開催されました。イベントには17人が参加し、同市を通る歴史街道「下市街道(高野街道)」と「下街道」を舞台に約5㎞のコースを散策しました。

主催および案内人を務めるのは葛城市出身在住の塩田歩世さん(27)。SNSでは「鮎の塩焼き」名義で奈良県内の地域情報を発信するクリエイターです。

葛城山系の豊かな自然と歴史文化が息づく町でありながら、「どこにあるのか、何があるのかわからない」という声を聞いた塩田さん。これをきっかけに生まれ育った故郷の魅力をもっと知ってほしいと「かつらぎさんぽ」を立ち上げたそう。

昨年4月にプレイベント、10月に第1回を開催し、今回で2回目。これまでは葛城市民が多く参加していましたが、SNSや参加者の口コミを中心に輪が広がり、市外の参加者も大幅に増加。中には大阪府からの参加者もいました。

参加者は塩田さんの案内のもと、地域の氏神神社やお堂、古い家が建ち並ぶ街道沿いの景色を楽しみながら、約4時間をかけて徒歩で巡りました。

ゴール先の建物では交流会も開催され、まち歩きの振り返りや情報交換なども行われました。参加者からは「奈良のことを勉強していたけれど、また違う視点で町を見るきっかけになった」「観光ガイドツアーとは違って聞きやすく、またのんびりした雰囲気が良かった」などの声がありました。

塩田さんは「市外や県外からも参加してくれる人が増えてうれしい。本や写真だけでは伝わらないリアルな風景を体感してもらえたと思う。参加者の中から、葛城市に魅力を感じて、今後もまちと関わってくれる人が一人でも現れたら」と話しました。

次回は10月頃の開催予定です。