奈良の歴史的な町並み・町家と現代アートの融合空間
地球にやさしいエコロジカルな芸術祭

「奈良・町家の芸術祭はならぁと」は県内の歴史的な町並みや町家で現代芸術の展覧会を開催する地域型アートプロジェクト。2011年に始まり、本年で14年目を迎えます。

「町並みの保存や町家の利活用促進」、「現代芸術を通じた新たな地域の価値の創出」などを目標とし、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来へ繋いでいます。

また2020年からは“地球にやさしいエコロジカルな芸術祭”として、印刷物に生分解性素材を使用したり、プラスチックフリーに努めたりなど環境に配慮した様々な取り組みが行われています。

過去13年間で「はならぁと」を開催した地域は22エリアになり、空き家だった建物が利活用された事例は46件を数えます。また地域に新しいまちづくり団体が生まれたり、既存の団体に若手が加入したりと様々な効果が生まれています。

2024年度は「橿原・今井」「吉野町三茶屋・殿川」「天川村西部」「奈良市田原」の全4エリアにおいて、地元住民とアーティストが協力しながらプロジェクトを展開します。

橿原・今井エリア

地域とゆかりのあるアーティストによる展覧会を歴史ある町並み、橿原市今井町の古民家や公共空間などで開催します。地域と縁の生まれたアーティストが継続的に参加することで地域ごとの独自性を育みます。

■日程：10月23日（水）～27日（日）
■時間：10：00～16：00
■会場：阿伽陀屋若林亭、今井景観支援センター、今井まちや館、旧北町生活広場、旧米谷家、中町筋生活広場
■インフォメーション：阿伽陀屋若林亭（橿原市今井町4-11-26）
〈アクセス〉
●公共交通機関
近鉄「八木西口駅」から徒歩約10分、JR「畝傍駅」から徒歩約13分、近鉄「大和八木駅」から徒歩約15分
●自動車
奈良市より約30分／駐車場：今井西環濠広場駐車場（橿原市今井町3-10）、今井まちなみ広場駐車場（橿原市今井町2-3-23）　※共に有料

薬の神を祀る祠を守りつづける三茶屋の記憶を辿り、殿川はかつての道のあとをたどり、あらたに切り拓く世界を知覚する。

■日程：11月16日（土）・17日（日）
■時間：10：00～16：00
■会場：jiwajiwaな、おうち、トノカツオフィス、Mrs.triangle、間光-mavie-
■インフォメーション：jiwajiwaな、おうち（吉野町三茶屋291-1）、トノカツオフィス（吉野町小名1401）
〈jiwajiwaな、おうちへのアクセス〉
●公共交通機関
近鉄「大和上市駅」から吉野町コミュニティバス（予約制）で「三茶屋」バス停下車すぐ
●自動車
奈良市より約70分／駐車場：吉野見附三茶屋（吉野町三茶屋328-1）
〈トノカツオフィスへのアクセス〉
●公共交通機関
近鉄「大和上市駅」から吉野町コミュニティバス（予約制）で「殿川東」バス停下車すぐ
●自動車
奈良市より約80分／駐車場：殿川多目的集会所（吉野町小名1415）
■地域連携企画：第4回 jiwajiwaな、文化祭

天川村西部エリアでは、地元に息づく信仰と祈りの世界に共鳴した展覧会を開催します。

■日程：11月2日（土）～4日（月）
■時間：10：00～16：00
■会場：てんかわ天和の里　ほか
■インフォメーション：てんかわ天和の里（天川村和田477）
〈アクセス〉
●公共交通機関
近鉄「下市口駅」から奈良交通バス（中庵住行／75分）「天川和田」下車すぐ
●自動車
奈良市より約2時間／駐車場：てんかわ天和の里
■イベント：仏師・堂本寛恵氏による「圓空上人仏」の公開制作

奈良市田原エリアでは、1000坪のお茶畑の中にある小さな小屋を中心にアートと大和茶の新しいコミュニティーを提案します。

■日程：11月16日（土）～18日（月）
■時間：10：00～16：00
■会場：あおのいえ、ゆいのいえ、遊茶庵
■インフォメーション：田原やま里市場（奈良市茗荷町774-1）
〈アクセス〉
●公共交通機関
「近鉄奈良駅」から奈良交通バス（北野行／28分）「矢田原口」下車徒歩3分
●自動車
「近鉄奈良駅」より約25分／駐車場：田原やま里市場
■ワークショップ「耳をひらき音で遊ぶ音さんぽ」
・日時：11月16日（土）13：00～15：30
・講師：おとたまり（岩田茉莉江）
・参加費：有料・事前予約制
■地域連携企画
・田原やま里市場「田原cha茶chaカーニバル」
・ART&CAFE 水仙月
・古民家レンタルスペース三角
・ギャラリーファブリル