〈天川村〉奈良の秘境にある“天空の温泉”がリニューアル!『洞川温泉ビジターセンター』 2024.4.30 鮎 洞川観光の発着拠点にも!修験道の聖地に湧く天然温泉 修験道の聖地として知られる世界遺産「吉野・大峯」の山々が連なる、標高800m付近に位置する奈良県天川村の『洞川温泉』。その温泉街の玄関口に2024年4月、『洞川温泉ビジターセンター』がオープンしました。 1993年から親しまれてきた「洞川温泉センター」の裏手に新築され、延床面積は850㎡に拡大。今後は老朽化した旧館を取り壊して駐車場も拡大される予定です。 建物は木造平屋建て(一部鉄骨)。年を経て深みを増した木材も味があっていいですが、新築の今だからこそ味わえる新鮮な木の香りもいいですよ~♪ エントランスと浴室入り口に掛けられたのれんにはまさかり(斧)と水瓶が描かれています。これは役行者に仕えた前鬼・後鬼という鬼がそれぞれに携えていたものだそう。 青(まさかり)が男湯、赤(水瓶)が女湯です。 浴場は内湯と露天風呂がひとつずつ。湯あたりしにくく、肌がすべすべになるのが特徴の弱アルカリ性単純泉で、痛みの治癒や疲労回復にも効能があります。 内風呂 今回からは薪ボイラーが導入されていて、村内で切り出した間伐材が温泉の加温や建物の床暖房のための燃料になっています。循環型&脱炭素社会が目指される現代に則した取り組みですね! 露天風呂 館内には建物の脇を流れる川を眺めながらゆったりくつろげる広々としたロビーに、天川村内で製造された特産品や工芸品がそろうお土産コーナーがあります。 ロビーは広々! お土産コーナー お風呂上りに村に湧きだす名水「ごろごろ水」を使ったサイダーを飲みながら一服♪ 温泉でぽかぽかした体にキンキンに冷えた炭酸がしみるぅーーー! さらに観光案内所とレクチャーなどに使える多目的スペースも新設。ここで情報収集をしてから旅に出て、戻ってきたら温泉で締めくくるなんていうプランもいいですね! 観光案内所 多目的スペース また現在は村内にある3つの温浴施設「洞川温泉ビジターセンター」「天の川温泉センター」「天川薬湯センターみずはの湯」を全て巡ると『小路の駅てん』で利用できる500円券がもらえるスタンプラリーも開催中です!(先着500人限定)