まつぼっくりファミリー合唱団、
淨教寺花まつり子ども会で『ヴァーネェ・サンギータ―』奉納
4月7日(日) 13：30～15：30

来る4月8日は、お釈迦様の誕生日。寺院では灌仏会（花まつり）法要を営んで、その誕生を祝います。奈良市の淨教寺（奈良市上三条町8/三条通）でも、8日(月)の10時から、法要に続いて琴や尺八の演奏、甘茶接待などが行われます。

前日7日(日)の午後には「花まつり子ども会」が行われ、子どもたち向けの楽しいお祝い行事が催されます。その一つにまつぼっくりファミリー合唱団（荒井敦子主宰）による合唱組曲『ヴァーネェ・サンギータ―』の奉納があります。

同曲の原作は、東大寺前別当狹川普文師によるもので、同合唱団の前身・まつぼっくり少年少女合唱団の創作ミュージカル(120分)を、セリフと歌で進行する40分の組曲(作詞作曲=荒井敦子、脚本=南かおり)に編集した合唱組曲です。

〝ヴァーネェ・サンギーター〟はサンスクリット語で「森の中で一緒に歌おう」という意味。地球環境をテーマに愛と歌の力を届ける物語です。小さな子どもから高齢者まで30名余りが年齢の枠を超え、力を合わせてお寺の境内一杯に声を響かせます。

まつぼっくり少年少女合唱団
40周年記念コンサート in 東大寺　3月31日 (日)　

これに先立つ3月31日、まつぼっくり少年少女合唱団は、40周年記念コンサートを東大寺の金鐘ホールで開催。12時から大仏殿で大仏様に歌の奉納を行い、1部でこの合唱組曲『ヴァーネェ・サンギータ―』、2部でまつぼっくりファミリーコンサートを行います。

まつぼっくりファミリー合唱団誕生！

「まつぼっくり少年少女合唱団」は、奈良の音楽家・荒井敦子氏が40年間指導されてきた合唱団。荒井氏は、合唱活動を通じて、郷土の歴史や風土を読み込んだ「わらべ歌」に着目し、その掘り起こしに尽力されたほか「音楽療法」を取り入れるなど、音楽の力を多方面で発揮してこられました。
「まつぼっくり少年少女合唱団」のほかにも、主宰の成人コーラスや地域団体の指導にと、精力的に取り組まれています。

同合唱団は結成から40年を迎え、4月からは5歳から94歳までの幅広い世代による「まつぼっくりファミリー合唱団」として新生！「歌の力で〝ふるさとの心〟を奈良から発信♪」という門出のコンサートです。

なお、「NPO法人音楽の森」を卒業し、支援組織も新たに「まつぼっくり音楽の森の会」としての活動となるそうです。新たなステージを応援したいですね。

東大寺でのコンサートはすでにチケット完売とのこと。この合唱組曲『ヴァーネェ・サンギータ―』は、淨教寺花まつり子ども会にての奉納でご鑑賞ください。

淨教寺　花まつり子ども会
【日時】令和6年4月7日 (日)　13：30～15：30 合唱組曲『ヴァーネェ・サンギータ―』（原作：東大寺前別当狹川普文師）奉納ほか
【会場】淨教寺
【料金】入場自由
【問い合わせ】TEL：0742-22-3483（淨教寺）