奈良大学博物館 令和5年度企画展
「幻の大陸日本語文学 池田克己とその時代Ⅱ」
池田克己(1912~53)は、戦前から戦後にかけて、日本と中国で文学活動を行った奈良・吉野出身の詩人です。
戦前は吉野で 『豚(とん)』 をはじめ多くの詩集を刊行します。
その後日中戦争に従軍し、除隊後に上海の国策新聞社である大陸新報社に入社、邦人文学者らと上海文学研究会を結成して『上海文学』を創刊しました。
戦後は日本最大級の詩人結社『日本未来派』の設立・運営を行うなど、日本と戦時中国の詩壇で中心的な役割を務めました。
企画展では、日本と中国での池田の文学活動の足跡をたどり、戦時下の上海および中国各地域で刊行された日本語文学資料も展示します。
その多くは占領地・植民地で刊行されたもので、敗戦後は植民地支配と民族の負の歴史を証明するものとして、ほとんどが廃棄・隠蔽されてきました。
これまで国内で存在が確認されていなかった貴重図書を多数公開し、日本文学史の空白を埋める試みとなっています。
戦前は吉野で 『豚(とん)』 をはじめ多くの詩集を刊行します。
その後日中戦争に従軍し、除隊後に上海の国策新聞社である大陸新報社に入社、邦人文学者らと上海文学研究会を結成して『上海文学』を創刊しました。
戦後は日本最大級の詩人結社『日本未来派』の設立・運営を行うなど、日本と戦時中国の詩壇で中心的な役割を務めました。
企画展では、日本と中国での池田の文学活動の足跡をたどり、戦時下の上海および中国各地域で刊行された日本語文学資料も展示します。
その多くは占領地・植民地で刊行されたもので、敗戦後は植民地支配と民族の負の歴史を証明するものとして、ほとんどが廃棄・隠蔽されてきました。
これまで国内で存在が確認されていなかった貴重図書を多数公開し、日本文学史の空白を埋める試みとなっています。
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