奈良の古刹・新薬師寺の国宝仏像
特別拝観と文化財保護に関する解説講座を開催！
11月11日㈯・25日㈯、12月2日㈯ ・9日㈯ 13時～16時
創建1300年の古刹、新薬師寺でご本尊・薬師如来坐像（お薬師様）の修理が始まりました。同寺は聖武天皇の病気平癒祈願のために光明皇后が建てられたお寺で、国宝の十二神将塑像、中でもバザラ大将が有名です。
このほどその台座に虫食いによる被害が判明、このままでは崩れてしまうのを食い止めるための修理が来年にかけて行われます。傷んだ台座の修理は、奈良国立博物館の美術院国宝修理所で行うことになりましたが、薬師如来様は高さ2ｍあまりもあり、外に運び出せず、光背と本体に分けて、外した光背は本堂内で修理されたそうです。
その際、十二神将を一旦移動させてということで、いつもはお薬師様の後方を取り囲むように高いところにおられるのですが、拝観者の近くまで降りてこられていたそうです。今は仮の台座を設けてお薬師様を安置、十二神将も元の場所におられます。
主宰は西日本広域観光連携文化財活用奈良推進協議会、「お薬師様の修理は、明治初期以来。この機に文化財の保護・保存の重要性に触れてほしいという思いで、このイベントを実施しています」と津田正博会長。
秘仏拝観と考古学や文化財科学専門の講師による講話
第１部は、新薬師寺住職の中田定観師の案内で、お薬師様・十二神将の居られる本堂と、普段は非公開の不思議なお地蔵様の特別拝観をさせていただきます
第2部はお寺の庫裏で、大学の先生による特別講座があります。11月11日（土）は、約10年前の十二神将彩色復元プロジェクトに関わられた、奈良県立大学の山田修先生が、その彩色再現を中心に話されます。
開催日
2023年11月11日（土）・25日（土）、12月2日（土）・9日（土）
11月11日（土）山田修先生（奈良県立大学(前東京藝術大学)）知られざる新薬師寺 十二神将彩色再現
11月25日（土）牟田口章人先生（帝塚山大学）奈良の歴史・自然 入門編
12月2日（土）青木智史先生（奈良教育大学）満席
12月9日（土）牟田口章人先生（帝塚山大学）奈良の歴史・自然 入門編
11月25日（土）牟田口章人先生（帝塚山大学）奈良の歴史・自然 入門編
12月2日（土）青木智史先生（奈良教育大学）満席
12月9日（土）牟田口章人先生（帝塚山大学）奈良の歴史・自然 入門編
開催時間
1部13：00～ 2部14：00～16：00頃
開催場所
新薬師寺
定員
各10人（先着）
参加費・受講料
無料（通常5,500円をNarakko読者に限り）
主催
西日本広域観光連携文化財活用奈良推進協議会
