2023.10.27 hiromoto 知っていますか! ジェネリック医薬品 病院や薬局などで「ジェネリック医薬品」という言葉を見聞きしたことはありませんか? 「ジェネリックってどんな薬?」「選んでも大丈夫?」と疑問に思うこともあるのではないでしょうか。知っているようで知らないジェネリック医薬品についてご紹介します。 ジェネリック医薬品とは? ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を同量含んでおり、同等の効き目があると厚生労働省から認められている安価なお薬です。 新薬は多大な時間と費用をかけて研究開発が行われるため、特許期間が設けられています。ジェネリック医薬品は、特許期間が過ぎた後で他のメーカーが製造するもので、既に有効性や安全性が新薬で確認されていることから、研究開発に要する費用と時間を大幅に抑えることができるので、新薬に比べて価格を安く設定することができます。 ジェネリック医薬品は飲みやすい!? ジェネリック医薬品は製造を行う医薬品メーカーによってお薬を飲みやすい形や大きさに変えるなどの工夫が図られているものもあり、年々その製造技術は進歩しています。 【飲みやすい工夫】●製剤の小型化 大きくて飲みづらい薬剤を小型化して飲みやすい錠剤に改良●剤形の変更 カプセル剤を飲みやすい錠剤に変更●味の改良 苦味の強い錠剤を飲みやすくするために、苦味を抑えた味に改良 身近な病気にも、種類豊富なジェネリック医薬品! 様々な疾病にジェネリック医薬品が普及してきています。高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめ、身近な疾病でもある、花粉症や風邪などにもジェネリック医薬品があります。※ジェネリック医薬品が存在しない先発医薬品もあります。 ジェネリック医薬品を処方してもらうには? かかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。「言い出しにくい…」と思う人には、保険証やお薬手帳に貼って意思表示ができる便利な「ジェネリック医薬品希望シール」の活用がおすすめです。 ジェネリック医薬品希望シールを希望する場合は…協会けんぽ奈良支部にFAXまたは電話にて依頼してください。 FAX用『ジェネリック医薬品』希望シール送付依頼書のダウンロードはこちら 未来を守る、愛ある選択 ―医療保険制度を次の世代に引き継ぐために― 高齢化や医療の高度化が進む日本では、今後も医療費の増大が予想されます。医療費は、個人の窓口負担のほかに、皆さまからお預りしている健康保険料で賄われています。そのため、ジェネリック医薬品の使用は、一人ひとりの保険料の負担軽減につながるほか、健康保険料の高騰を抑制できますので、優れた医療保険制度を次の世代に引き継いでいくことにも貢献します。ジェネリック医薬品の利用を一度検討してみてはいかがでしょうか。※現在、諸情勢により、新薬を含む多数の医薬品の供給が不安定な状況にあるため、ご希望のお薬が処方出来ない場合がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらから