企画展「朝来経塚群 -祈りの考古学-」(奈良大学博物館)
1月27日(月)〜4月12日(土)の間、奈良大学博物館にて企画展「朝来経塚群 -祈りの考古学-」が開催されます。

1985年の調査に新見解!「中世墓」とされてきた遺構は経典を埋納した経塚だった⁉「佛」「舎」などを書写した一字一石経や東播系須恵器甕の土器片など142点が展示されます。
朝来経塚群(あっそきょうづかぐん)は、和歌山県の南西部に位置する上富田町朝来に所在する遺跡です。
[経塚]
経典を写経して地下に埋納した遺跡のこと。経典は経筒に納められ、さらにそれを保護する外容器に入れて埋納され、その上に土が盛られています。
経典を写経して地下に埋納した遺跡のこと。経典は経筒に納められ、さらにそれを保護する外容器に入れて埋納され、その上に土が盛られています。
朝来経塚では、1971年に「舎」などの文字を記した「一字一石経」や土器片が採集され、1985年に発掘調査が行われました。
その後、2023年に奈良大学文学部文化財学科の相原嘉之教授が、現地補足調査や調査資料の再整理を行い、報告書を作成しました。
今回の再検討により、1985年当時は7基の石組墓(中世墓)と2基の一字一石経塚と考えられていた遺構は、7基の石室をもつ経塚と2基の一字一石経塚の「経塚群」であることが明らかになりました。
今回の展示では、朝来経塚で出土した1つの川原石に経典の1文字を書写された「一字一石経」、経塚の外容器とされる「東播系須恵器甕」および「常滑焼大甕」の土器片と関連資料が公開されます。
【開催期間】1月27日(月)~4月12日(土)
【開催時間】9:00~16:30 (土曜日は12:00まで)※入館は各日の閉館30分前
※学校行事等により変更・休館となる場合あり、奈良大学博物館HPの開館カレンダーを確認。
【休館日】日曜・祝日
【会 場】奈良大学博物館
【問い合わせ】奈良大学博物館 電話:0742-44-1251
【開催時間】9:00~16:30 (土曜日は12:00まで)※入館は各日の閉館30分前
※学校行事等により変更・休館となる場合あり、奈良大学博物館HPの開館カレンダーを確認。
【休館日】日曜・祝日
【会 場】奈良大学博物館
【問い合わせ】奈良大学博物館 電話:0742-44-1251