“かたち（デザイン）”と“ここち（住む人の生活）”を大切に「洗練された木の住まい」のブランド「kinoto」。
地域材をはじめ自然素材を中心に、大きな空間から小さな工夫まで、住む人が過ごす長い時間を見据えたノーマルな造作が“ここち”を高める。

古の都・飛鳥の地で
子育てと音楽のある暮らし

大和の国の原風景が残る明日香村。周辺の景色に合った美しい切妻の瓦屋根2階屋を新築したOさん（29歳）夫妻。妻Aさん（29歳）は子育てと演奏活動の傍ら、ピアノ教室を主宰。エントランスには、自宅への玄関とは別にレッスン室へ直行の入り口を設けた。漆喰と木のやわらかい空間が、余分な倍音を除いた自然なサウンドを響かせる。
　一家は、がっつり遊ぶ薪ストーブユーザー。センターキッチンのリビング･ダイニングに続く土間にストーブを置き、ストーブ料理ほか様々な生活シーンを楽しむ。リビングの吹き抜けと大きな窓で、のどかな風景と一体化、自然光が家の隅々まで降り注ぎ、薪ストーブが、家全体を効率よく暖める。
O邸（明日香村）